
※注 本記事は2021年秋から行っていたnoteアカウント 「【ドバイ2nd】旅する絵描き夫婦の日誌(仮)」からのアーカイブとなります。 https://note.com/kateitoe/n/n8973a07daf35
漫画のような現実・2021年末のドタバタ営業劇@ドバイ/前半
2021年の大晦日は
ドバイの各所で大雨。
雨降らない前提で
作られている街なので、
基本的に道路に側溝や下水道など
設計されていない。
ちょっとの雨、一撃で
交通麻痺が起きてしまうのだ。
▼例えばこんな風景
ドバイでは、
そんなレアな天候が起きた翌日
2022年1月1日の
年明け初の営業日。
この日も終日雨天・荒天予報で、
いよいよ私たち絵描きは
急遽のお休みの日となった。
というものの、
ブース場所が野外であり
急遽、他の店舗の軒下に
移動したり等の調整も
色々と難しく、非番となった。
(だからこの記事書ける時間を捻出できた!)
そもそも
私たちはご注文を
日跨ぎで納品する事がある。
受注だけ受け、
完成品のお渡しは後日、
ブースまで取りきてもらう
そういうパターンだ。
アラビアの人達、
またこのアラビアを中心とした
ユーラシア大陸のいろんな国々の方は
日本人と違って、
割と後先考えずに
絵の注文をする。
今回のお客さんも多分に漏れず
そんな事例だ。
「完成?いつでもOKだよ!」
その言葉を聞き、
大晦日に受注したものの、
蓋を開けると
正月前後だけ
ドバイに遊びに来ただけの旅行者。
実際問題、
1月4日にフライトするでは無いか・・・。
そして今年のドバイは
正月周りは各エリアで荒天。
テーマパーク自体も
雨に弱い作りをしているので
道路もお店も機能麻痺。
職場自体がいつ臨時閉園しても
おかしくない。
そんな状況だ。
急遽、雨天・荒天で
お休みとなってしまった1月1日に
そのお客さんは
完成品取りに行きまーす!
と、言うではないか・・・!
以下、日本ではマイナー、
海外では一般的なメッセージアプリ、
WHATAPPから。
私がお休み確定になったのは
出発リミット15分前の事。
急遽の事で、ぎりぎりお休みでない
別のスタッフに絵を託して、
とりあえず難を逃れる。
明日以降、ずっと天気が悪くと
お客さんがフライトする日程まで
仕事場がオープンしない可能性も
考えられたからだ。
ほっと一安心も束の間。
こんなメッセージがお客さんから。
何かの理由で、
急遽取りに行けなくなってしまったので
明日の朝になんとかなりませんか?
との旨。
仕事場は住まいから遠く、
毎日、夕方から深夜までオープンの施設
車もありませんし。
朝は安易と、そのブースに居れない訳です。
しかも、以前お伝えした定休日・・・。
あまりにも仕方がないので、
休日だったのですが、
住まい近所の
ショッピングモールに朝来てくれたら
直接渡せるよ、と
急提案を掛けました。
が、
こちらの提案場所は
遠すぎてキツいから、
やっぱ今日行って回収する方向で頑張るわ
となる。
おいおい・・・。
そして、
通常閉園の24時までに
絵を預けた
指定先の指定人物を訪ねてね と
返す。
ふう、ようやく完了。
一安心と思いきや、
そして・・・
スタッフの彼から。
ん???
おいおいおい・・・・
通常24時までやってる施設が
急遽いきなり閉園の方向に。
お客さんがやっぱりが取りに行く!と確認出来たのは21時33分、
作品を託したスタッフの彼のからの閉園前倒しの一報は22時08分、
私が気がつけたのはその数分後。
閉園は22時30分。
いきなり、リミット残り20分・・・!
大丈夫かこれは???
なんでこんな漫画みたいなことが
リアルに起きてしまう・・・???
もうとにかく慌てて
お客さんに速報。
次回に続く・・・。
絵描きのさーしーより