Day-15/2022.7.29金/富士山登山〜八合目上江戸屋

2022/07/29金/15日目:
富士山登山、初日。

 

朝4時頃。吉田口から謎の9km地点から。
周りが人声でうるさく、目が覚める。

いつの間にか、封鎖ゲート前に
朝一登山客らしき人達が集まってきている。
7台は車がある。

幾人は声が大きいので直ぐにに分かったが、
私に対し、車の外から文句を言っている。

とりあえず、危ない輩だとまずいので
そのまま気配を消して、狸寝入り。

かなり冷えるので上着も着る。
ここはトイレが無いよう。
立ち小便もなかなかままならない。
電波もないので、色々と状況が俯瞰が出来ない。

人の気配が消えた後、しばらくしてから車の外へ。
明るくなってから状況を確認。
ゲートに警備らしき人物がいて確認。
これはどうやら入口が違ったらしい。
この場所、いわば富士山五合目を
ダイレクトにナビ検索行った時に
最も近づけた場所。
ここは玄人向けの登山道らしい。
また、どうやら一部の登山教室が道程としても
使っているとの事。

後に気が付いたが、深夜23時過ぎに
この場所に着いた私は、翌朝定時になると
このゲートが開くと錯覚し、
周りがよく見えない真っ暗な夜間、
光も全然無い状態でちょっとした広場
これは急な崖になっている可能性もある場所、
駐車の白線すら無い場所。
そこにに車を停めて、夜を明かした。

この車の停め方が、カンに障ったようだ。

一言で言うと、
富士登山愛好家達による「俺の庭を荒らすな」だ。

どうやら玄人登山家のコミュニティー上、
迷惑な車の停め方らしい。
文句または思いやりがあるなら、
車をノックをし、私を起こして
説明すべきものだ。

文句だけ散々言ってその集団は
登山に行ってしまった。

この一件について。
日本人の気質が関係しているのかは不明だが、
改めて人間の面裏・群衆生活における醜さを感じてしまった。

特に教室で先生にあたる人が居るとか、
集団登山でリーダー格なる人物が居るならば、尚更。

本人が居ない、または寝ていると思って
裏でコソコソ文句を言って、
腫れ物を避けるみたいなのは性根が腐っていると思った。
そうはなりたくないものだ。

 

朝5時半、急いで移動開始
電波が無いのでとりあえず下山。
10kmくらいあるが一本道なので迷わない。
電波圏内に入ったら検索。

3ヶ所の公式駐車場を確認。
河口湖駅、富士山駅、富士山北麓駐車場。
富士山北麓駐車場が五合目に近かったので
とりあえずそこにした。

ややこしい事に、富士山北麓駐車場と表記されるこの場所は、
富士山駐車場と通称で色々言われる。
バス停等の確認で、毎回ここの誤解が起きないように
各者すり合わせている印象に映る。

どこが最も金銭的にお得なのかは
急いでたので調べてないし、
せいぜい誤差だと思うので、こだわりもしない。
時は金なり。

他、スバルラインというのを時前の車で入って
五合目まで行く方法もあるらしいが
夜間留置自体が×なようで、選択肢が無いようだった。

天下の富士山登山も、達成に向けては意外とややこしいものだった。

 

朝6時、富士山駐車場へ。
朝支度。上江戸屋、予約確定メール確認。家族ラインをする。
ライト忘れずに入れる。公式案内では、
遅くとも昼に五合目登山口を出発せよとの事。
実際、富士山は駐車から登山までの手順が多く、
時間掛かるのでギリギリは×。
入庫後、周りの皆は異常に手際が良い。
平日の早朝に来る人は一般的じゃない人がきっと多いよね。
なお、初のキャンバー黒Tシャツ試す。

朝7時半。
準備完了、駐車場の車からいよいよ出発。
当初はここを10時に出発する予定が、大分前倒しに。

シャトルバスは10〜30分おき程度。
土日祝は4時台からもバスがあり。

富士山駐車場バス停から、ちょうど7時半発だったが
もう慌てたくないので、次のバスに見送りした。

 

吉田口五合目までの上りシャトルバス
今日は平日金曜だったが、どうやら公式案内に無いバスもある模様。
7時45分に来たバスに乗った。
ここまで色々と人を見たが、どう見ても登山客にしては軽装過ぎる人や、
足腰が悪い人、かなり小さな子どももいる。
それらの人達が何をしに来たのは想像しかしないが、
かなり富士山麓エリアでもあらゆる楽しみ方があるようだ。

 

8時半、吉田口五合目バス停着。
人はいっぱい。充分ここからでも非日常を感じ取れるし、絶景でもある。

ざっとの登山タイムスケジュールを確認したかったが、
ずっとバタバタで全容の把握は大分出来ていなかった。

 

確か9時過ぎ?
吉田口五合目、出発。
以後、結構バタバタで細かい部分の記憶はほぼ無い。

 

時間不明
おそらく吉田口登り七合目

右足靴裏、壊れている??
左足もソールにゴム割れがあり、寿命は近い筈。

今日の多くは曇っていたが、
たまに雲間から漏れてくる日差しに当たると
大変暑いし、痛い。
やはり標高が高いからか。

個人的な勘違い・想像違いだったのだが、
名称から察するに、各合目に対して広場と山小屋が数軒集中し
存在しているのではなく、
登山道中に対して、一軒一軒山小屋が現れてくる印象。
なので同じ「七合目」と冠された
七合目花小屋 と 七合目東洋館 では、立地と標高が相当異なる。
これが、後に知人と再会するに当たって大きな誤算となった。

さながら、聖闘士星矢・黄金十二宮編ような作り。

 

岩山・岩肌がほとんどなので、
登山と共に景観美を感じられる山かどうかは、
個人差がある気がする。どちらかというと無骨。

外国人でも、日本といえばフジヤマと
かなり認知されているのは、私の実体験。

もちろん外国人もチラホラ。登山客はボチボチいる。
平日だからと言って、閑古鳥では全く無い。
土日の人入りがやばいだろうと感じる。

 

キツさは七合目が本番な印象。
ここはゴツゴツしていて、勾配もある岩場なので、
雨などで足場が濡れている時も、特に注意が必要に感じる。
五〜六合は、正直ウォーミングアップ。

七合目は前屈みに重心を向けていないとヤバい場所。
高価なカメラとiPhoneを首下げしていると
岩場で身体を跳ねた時に
岩にカメラぶつけて壊すので、一時的に撮影を止め
登山に集中せざるを得なかった。

また、高山病なるものがあるが、私は大丈夫だった。
七合目辺りから深呼吸をしても
心拍やら身体の回復やらが遅く感じ、
すぐ疲れる感じも確かにあった。
早めに動き、周辺には迷惑にならない程度に
休憩をこまめに多く取る。これで大丈夫だった。

自信がない人は、酸素缶はおすすめ。

私は酸素よりも、破損した靴が心配。
そして、下山時の足がキツかった。
これは後にもちろん、しばらく筋肉痛になった。

おそらくここで一時的な通り雨も降り出し、
富山のアメトハレさんのカッパも役に立つ。
やはりかなり天気の変化が激しい。

 

11時10分頃
七合目・鎌岩館(かまいわかん)
友人のY君、対面できず。
夜番らしく14時くらいまで睡眠中との事。

ここから上江戸屋まで3時間見込と言われたので、
靴が故障している素人がここで待ってから、
かなり上の方にある山小屋である上江戸屋まで
一気に行くのはヤバいと思い、断念。
結果、それは正解。体力・筋力的に
登山開始から適切に、早く、上江戸屋に登って正解。

 

ここまでを振り返ると、
吉田口の五合目からのルートは
熊と猪の心配は、まず無いと思う。
ひょっとしたら六合目の樹木が多い一帯が、
いわゆる獣が最も出てくるように見受ける。

安全指導センターを越えた以降は
どこにいても落石と滑落には注意。
落石は 地震・雨・人の不注意 が
おそらく要因としてかなり多い筈なので
どちらかというと、雨量が激しい日と
土日祝を避けるのが、安全の為にも重要。

六合目と八合目はコツコツと根性で登れたが、
七合目の特定の場所だけは、神経が必要だった。

 

13時10分。
山小屋の元祖室に着く。
本日は後わずか。

14時過ぎ 八合目、上江戸屋。
食事は無しのプランのまま、チェックイン。
山小屋の説明、寝床の場所確認、屋根裏3階と。

道程にあった安全指導センターで伺った曰く
この周辺は順路が特殊らしいが、個人的には全く迷わなかった。
昼間であれば、看板をちゃんと見てれば大丈夫だった。
ただし、早朝夜間・霧の濃い日には注意か。

15時15分
翌日の荷物の準備も済ませ、フリーに。
ここでの荷物徹底は非常に重要。
起床後はおそらくトイレ・準備・出発ラッシュに巻き込まれるので
ここを以下に就寝前にやっておくかが
山頂特等席でのご来光には重要だった。

身体の汗拭き、濡れてる服乾かす。
スタックやベルトを物干しにしたり、フル活用。

 

以降、
まず服やカッパを乾かしながら、
上江戸屋の休憩所から撮影できる
見えた景色「空と山中湖(多分)メインの絶景」を狙う事やっていた。

実際、寒い。
本日はなかなか強風。
モヤが掛かれば寒い。
直射日光は熱痛い。
天気は数分単位で変化。
なかなか最高のチャンスは来ない。

逐次、山小屋内で暖を取りながら往復。
なお山小屋内も窓があるので、天気は分かりやすかった。

まだしっかり確認出来ないが
何回か良い写真が撮れた。

16時30分頃
寒さから、身体の限界。
まだシャッターチャンスはあるように見えたが、
ここまでにする。
最大の目標は山頂ご来光!

なお、この作業で身体が冷え
有料トイレが近くなる。注意。

 

リュックを背負った背中の汗蒸れや雨など
インナーが乾かない。
動いている最中はさほどだが、
このままレスト・睡眠してしまうと
不快であり、風邪もひくので、
ここの所の手際良い対策が求められる。

また、リュックの重量と肩の痛みにも大変悩まされたので
2dayだと色々と悩ましいが、
荷物に関しては、更に減らしたい所。

湿布、スタンドライトは不要だった。
携帯の羊羹も12個は不要。予備含め8個で十分。
カロリーメイト通常サイズは3個全て食べ切った。

 

今回は過重量を避けたい為、
パソコンはもちろん持ってきてない(正解)ので、
ここからはスマホ作業(写真整理とメモ)を
可能な限り、行う。

17時頃
就寝に入る。
寝袋でスマホ写真整理作業をしながら寝落ちモードへ。
身体の内側からの冷えが取れるまで
かなり時間が掛かった。

ここでもぼちぼち休めた。

20時30分 山小屋での公式消灯時刻
20時代に目が覚めて、本日ラストのトイレへ。
消灯以降は本当に真っ暗になるので、注意。

ちょうど自分達が居た場所、屋根裏の5名部屋は
皆、早出をしたい人達だった為、大変に好都合だった。

多分朝1時30分が、山小屋での1回目の公式点灯時刻。
山頂ご来光希望の人はこの時間に。
山小屋でのご来光希望の人は4時代の点灯時刻に。
チェックアウトは7時迄にとのことだった。

ご来光ペースかなり前倒しで出発。
12時15分頃にはお隣さん含め、自然起床。
寝床では、近所迷惑で
照明があまり使えない・物音をほぼ立てれない為、
共用の談話・食事部屋に荷物を忘れずに持って行き
そこで主に最終整理。

12時30分頃には出発へ。

 

富士山駐車場、富士登山、スバルライン吉田口五合目、七合目鎌岩館、八合目上江戸屋/富士河口湖町・富士吉田市、レスト。

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